MT4のヒストリカルデータについて解説!ダウンロード方法からインポート手順まで
ヒストリカルデータとは?
ヒストリカルデータとは?
MT4 ヒストリカルデータは、金融市場における過去の一定期間における為替レートの価格情報です。ローソク足、終値、始値、高値、安値などのデータが、テキストファイルやCSVファイル形式で提供されます。
歴史
ヒストリカルデータの概念自体は古く、18世紀後半に活躍したチャールズ・ダウ が提唱したダウ理論 にその根源を見ることができます。ダウ理論は、相場の動きはトレンドとレンジという2つのパターンで構成されると考え、高値・安値の更新や出来高などの分析に基づいてトレンドの方向性を判断する方法です。
その後、20世紀に入ってからは、様々なテクニカル指標が開発されました。その中でも、ヒストリカルデータの形成に大きく貢献したのが、以下の2つの指標です。
- RSI (Relative Strength Index): J. Welles Wilder Jr. が1978年に発表した指標。一定期間における値上がり幅と値下がり幅の比率を元に、相場の強弱を測る指標です。
- ストキャスティクス: ジョージ・H・レーサムが1922年に発表した指標。一定期間における高値・安値に対する現在の価格の位置を元に、買われ過ぎや売られ過ぎを判断する指標です。
これらの指標を用いることで、過去の価格データに基づいて、相場の分析や売買タイミングの判断が可能になりました。
由来
「ヒストリカルデータ」という言葉は英語の “Historical Data” に由来し、「歴史的なデータ」という意味です。これは、過去の価格情報が記録されていることから名付けられました。
成り立ち
ヒストリカルデータの成り立ちは、以下の2つの要因が考えられます。
- コンピューター技術の発展: コンピューター技術の発展により、大量のデータを効率的に処理できるようになった。
- 金融市場の電子化: 金融市場の電子化により、過去の価格データがデジタルデータとして保存されるようになった。
これらの要因により、過去の価格データを容易に手に入れられるようになり、ヒストリカルデータ分析が広く利用されるようになりました。
ヒストリカルデータの重要性
ヒストリカルデータは、以下の理由で重要です。
- 過去の相場の動きを分析できる: 過去の相場の動きを分析することで、相場のパターンやトレンドを理解することができます。
- トレード戦略の検証・構築に役立つ: 過去のデータに基づいて、トレード戦略の検証や構築を行うことができます。
- リスク管理に役立つ: 過去のデータに基づいて、リスク管理手法を検証することができます。
MT4のヒストリカルデータを入手する方法
ヒストリカルデータは、以下の方法で入手できます。
- MT4の標準機能: MT4の「データフォルダ」に過去のデータが保存されています。
- データの種類:
- ティックデータ: 最小単位の価格情報
- 分足データ: 1分足、5分足、15分足など
- 時間足データ: 1時間足、4時間足、日足など
- FX業者のウェブサイト: 多くのFX業者が、過去のチャートデータやヒストリカルデータを無料で提供しています。
- データ販売業者: より長期・詳細なデータが必要な場合は、データ販売業者から購入することもできます。
MT4のヒストリカルデータを提供しているおすすめ業者
1. OANDA Japan
- 信頼性の高い大手証券会社
- 1分足を含む豊富なデータ量
- MT4への自動インポート機能
2. XM
- 長期間のデータ提供
- 複数口座へのデータ配信
- スプレッドが狭い
3. Tickmill
- 高精度なティックデータ
- MT4への自動インポート機能
- スキャルピングに最適
4.AXIORY
- 1分足を含む豊富なデータ量
- MT4への自動インポート機能
- 取扱通貨ペアが多い
5.FBS
- MT4への自動インポート機能
- スプレッドが狭い
- ボーナスキャンペーンが豊富
業者選びのポイント
- データ量: 必要な時間足、期間、通貨ペア
- 信頼性: 業者名、評判、規制
- ダウンロード方法: 手動、自動
- その他: スプレッド、手数料、サポート
MT4にヒストリカルデータをインポートするための下準備
1. MT4の設定変更
- ツール>オプション>チャート>ヒストリー内の最大バー数: 十分な値に設定
- ツール>オプション>チャート>チャート内の最大バー数: 十分な値に設定
2. データ保存場所の確認
- ファイル>データフォルダを開くで保存場所を確認
3. インポート方法の確認
- 手動: ファイル>ヒストリーセンターからインポート
- 自動: 業者提供ツール or MT4スクリプト
ヒストリカルデータをダウンロードする方法
1. 手動ダウンロード
- 業者サイトからデータファイルをダウンロード
- MT4のデータフォルダに保存
- ヒストリーセンターからインポート
2. 自動ダウンロード
- 業者提供ツールを使用
- MT4スクリプトを使用
各業者のダウンロード方法
詳細は各業者の公式サイトを確認してください。
OANDA Japan
- MT4から直接ダウンロード
- OANDA ヒストリカルデータダウンロードツール
XM
- MT4から直接ダウンロード
- XM ヒストリカルデータダウンロードツール
Tickmill
- ティックデータは個別リクエスト
- MT4から直接ダウンロード
AXIORY
- MT4から直接ダウンロード
- AXIORY ヒストリカルデータダウンロードツール
FBS
- MT4から直接ダウンロード
MT4のヒストリカルデータをインポートする方法
MT4でヒストリカルデータを利用するには、まずデータを取得し、MT4にインポートする必要があります。
ヒストリカルデータの取得
1. MT4から直接ダウンロード
- 多くのMT4業者では、MT4プラットフォームから直接ヒストリカルデータをダウンロードできます。
- 手順は業者によって異なりますが、通常は「ツール」>「ヒストリーセンター」から行えます。
- ダウンロードしたい通貨ペア、時間足、期間を選択して実行します。
2. 業者提供ツールを使用
- 一部のMT4業者では、ヒストリカルデータのダウンロード専用ツールを提供しています。
- MT4よりも簡単にダウンロードできる場合が多いです。
- ツールの使い方は業者によって異なるため、詳細は業者の公式サイトを確認してください。
3. 第三者機関からダウンロード
- 無料または有料でヒストリカルデータをダウンロードできる第三者機関があります。
- データの信頼性や正確性に注意する必要があります。
ヒストリカルデータのインポート
1. 手動インポート
- ダウンロードしたファイルをMT4のデータフォルダに保存します。
- MT4で「ツール」>「ヒストリーセンター」を開きます。
- 左側のリストからインポートしたい通貨ペアを選択します。
- 「インポート」ボタンをクリックして、保存したファイルを選択します。
2. 自動インポート
- 一部のMT4業者では、自動インポート機能を提供しています。
- MT4の設定画面で自動インポートの設定を行います。
- 詳細は業者の公式サイトを確認してください。
ヒストリカルデータをcTraderで活用する方法
cTraderでヒストリカルデータを利用する方法
cTraderでは、MT4とは異なり、ヒストリカルデータが標準搭載されています。
1. ヒストリカルデータの表示
- チャートを開きます。
- チャート上部の「時間軸」アイコンをクリックします。
- 表示したい期間を選択します。
2. ヒストリカルデータの分析
- テクニカル指標やチャートパターンなどを利用して分析できます。
- バックテスト機能を使って自動売買ストラテジーの検証も可能です。
3. ヒストリカルデータのインポート
- cTraderでは、MT4のように外部からヒストリカルデータをインポートする機能はありません。
cTraderのヒストリカルデータの利点
- 標準搭載なので、別途データを取得する必要がない
- 豊富なデータ量
- 信頼性の高いデータ
cTraderのヒストリカルデータの欠点
- MT4ほどデータ量が多いわけではない
- 一部の通貨ペアや時間足はデータが提供されていないことがある
cTraderでトレードするならfixifxがおすすめ
FIXIFXをおすすめする理由ECN環境
- ゼロスプレッド
- 約定力
- 豊富な取引銘柄
- スキャルピングに最適
- 入出金手数料無料
- 日本語サポート
まとめ
MT4 ヒストリカルデータとは、過去の価格変動データのことです。チャート分析やバックテストなどに利用できます。
データ取得方法
- MT4から直接ダウンロード
- 業者提供ツールを使用
- 第三者機関からダウンロード
インポート方法
- 手動インポート
- 自動インポート
注意点
- データ量が多いとインポートに時間がかかる
- インポート後にチャートが表示されない場合は、MT4の設定を確認
活用方法
- チャート分析
- バックテスト
- ストラテジーの検証
おすすめの業者
- OANDA Japan
- XM
- Tickmill
- AXIORY
- FBS
cTrader
- ヒストリカルデータが標準搭載
- 信頼性の高いデータ
- データ量が少ない通貨ペアや時間足がある